先日大盛況で行われました日本メディカルAI学会の第1回学術集会にナベインターナショナルは企業展示で参加いたしました。
今回、以下のような2パート構成にて行われた、学会公認資格講座も受講いたしました。
パート1: オンライン講義およびメディカルAI学会公認資格2018テスト(機械学習・深層学習)
パート2: 講義および小テスト(資格試験)
このうち、パート1は、機械学習に必要な数学、ライブラリの基礎から、実際的な医用画像のセグメンテーションや物体検出
(CT/MRI画像のセグメンテーションや血液の顕微鏡画像からの組織検出など)
をクラウドサービス上で動作させ学習するというものでした。
今回は弊社Takeru Lite上でこれらを実際に動作させ、受講いたしました。
環境
OS: CentOS7.6
CPU: Xeon Platinum 8180(28core, 2.5GHz)×2
Memory: 256GB
Disk: NVMe 2TB×1
GPU: Titan RTX ×2
notebookにはJupyter Hubを使用しました。
Jupyter Hubはsamba version4を利用したActive Directory認証に対応させていますので、クライアントのwindowsやmacとユーザー認証・管理を統合可能です。
Pythonはminiconda3からインストールしていく3.6を選択。
deeplearning分野はユーザー毎の環境の独立性も重要ですので、
pythonはホームディレクトリ以下にインストールされたユーザー固有のものが使用されます。
!which python
chainerは各種ライブラリや高速化が組み入れられた状態になっています。
chainer.print_runtime_info()
各種ライブラリをロードし、データセットを準備。モデルを作成していきます。
学習実行
trainer.run()は300epochすべて実施してみましたが、1400秒程度で完了しています。
テスト機の都合でCPUのコア数が多いものを使用していますが、それは性能にはほぼ寄与していませんが、
同じマシン上でNGSのデータも扱う方であればCPUのコア数も邪魔にはならないと思います。
もうしばらくすると顔写真入りの資格証(機械学習・深層学習基礎コース及びメディカルAI専門コース修了証)が送られて来るとのことで、とても楽しみです。
今回、その他の章もすべて実装し動作試験をいたしました。
もしこれからマシンを準備しこれらを出発点にdeep learningを活用した医用画像の解析や分析、その他の応用をお考えの方がいらっしゃいましたら、
ぜひお問い合わせいただければ幸いです。