Takeru for Sequencer VII

"共創型” 次世代ゲノムデータ解析システム

About  " Takeru  for  Sequencer  VII "

ITインフラ共創型の次世代ゲノム解析

コストパフォーマンスに優れた解析性能と、 使いやすい環境構築を両⽴させたゲノムデータ解析システム。
研究プロジェクト期間の途中で新たに創出したアイディアも、 ITインフラ⾯を共創する形でサポートを受けながら試⾏・実践可能。

計算リソースをフル活⽤

⾼負荷⻑時間の解析向け耐久試験を経たサーバーやストレージ等のハードウェア上に、様々なITインフラソフトウェア(LinuxOS、ファイルシステム、ネットワーク、 バックアップ、ジョブスケジューラー、認証管理、システム及びネットワーク監視、障害時シャッ トダウン他)が設定されており、 所有する計算リソースを確実に活⽤できます。 サポート時には、NABEが自社内で環境を復元し問題を再現させるところから検証にあたるため、実⽤的で実効性のある解決策やワークアラウンド案を受け取れます。

解析・データに合わせた環境構築

ゲノムを中⼼としたライフサイエンス/バイオメディカル研究分野の解析アプリケーションが多数構築されており、さらにご希望に応じて定期的なアップデートを受けられます。本システム導⼊後のアプリケーション追加構築や、ベンチマークテストを経てのハードウェア構成提案、標準版のインストールだけで はなぜか上⼿く動かないコンテナ化済みツールの動作サポートなども、豊富な経験を持つエンジニア陣から受けることができます。

Admin兼務の研究者に運⽤⾯のサポート

データ解析に付随して発⽣するさまざまなAdmin⾯の業務に対して、運⽤サポートを受けることができます。 例:ユーザーが増えたので新たに設定する。新しく届いた次世代シーケンサー等の解析機器とTakeruシステムをネットワーク接続する。所属機関からの脆弱性対応要求に回答する。計画停電時のシステム停止や起動作業の実施(主に、構成が複雑な大規模システムの場合)。アプリ動作エラーの原因がワークフロー⾔語かコンテナかライブラリ整合性か切り分ける。  他

Use case

導入事例

国⽴研究機関 ⽣物系研究室 さま

 【 課題 】
・ 研究室⽴ち上げにあたり、以前所属していた研究室の計算サーバー規模と⾃⾝の予算額が異なるため最適なハードウェア構成に迷う。  
・ シングルセルを中⼼にエピゲノムやHi-C等解析のツールを多数インストールしたいが、⼿間がかかる。  
・ サーバー管理者の経験が浅く、未使⽤⼿持ちマシンとのデータ共有設定や研究室メンバー増員時のアクセス権限設定等についてサポート
    を得たい。

 【 解決 】
・ 研究室⽴ち上げ直後の解析希望および近い将来の拡張希望についてナベインターナショナルによるヒアリングを基に整理し、ハードウェ
 アの構成を提案、決定。  
Takeru標準ソフトウェアリストに掲載のあるものを中心にインストール必要性を整理し、リスト掲載のない新規のものも含めて希望の解析ツ
 ールを選定。それらツールがすべてインストール・設定完了済みとなった状態で計算機を導入できた。
⼿持ちマシンとのデータ共有は所属機関内ネットワークのファイアウォール設定次第とのことで、Takeru納品作業当⽇に当社のエンジニアが
 確認。所属機関のネットワーク担当者と共に問題解決にあたり、その場で設定が完了。Takeru製品に含まれるシステムオンサイト保守によ
 り、パーミッションやアクセス管理に関する適切な設定の在り方については、研究室メンバーが増員となったタイミングで改めて相談できるこ
 とも確認した。

Product Component

製品パッケージ内構成要素

  • 解析ソフトウェア
  • ITインフラ ( Admin )
    初期設定
  • システムオンサイト保守
  • サーバー
    ( Workstationタイプ )

・Takeru標準SWリストw/Apptainer
・標準以外のリスト内希望ツール-初期段階10個まで

OS基本、ネットワーク、ジョブスケジューラー、 認証管理、システム監視、カスタムマニュアル整備、他

・ハードウェアオンサイト保守  
・TakeruProject-LifetimeSupport (解析ソフトウェア導⼊後動作サポート、 追加アプリケーション構築 年間20時間まで)  
・ITインフラ (Admin) サポート