13年目 エンジニア Mさん

ハードウェアと向き合い続けるエンジニアのリアルな日々──
入社13年目 エンジニア Mさんインタビュー

【 丁寧な仕事が、信頼をつくる 】

小さな会社に飛び込んだのは“家から近い”がきっかけでした。でも、そこには「現場のリアル」が。
バイオインフォマティクス向けのコンピュータシステムを製造する現場で活躍するベテランエンジニア、Mさんにお話を伺いました。

思いがけない“近さ”が、キャリアの転機に

まず、今の会社に転職されたきっかけを教えてください。

前職もIT系でしたが、もっとハードウェアに近い仕事がしたいなと思っていたタイミングで、たまたま職場の近くにこの会社を見つけて、通勤のしやすさもあって気軽に応募しました。

自宅からの近さやハードウェアへの興味から入社されたとのことですが、環境の変化は大きかったですか?

入社当初は教育体制もまだ整っていなかったこともあり正直言って大変でした。「過去の作業記録を見ながらやってみて」というある意味“実践で覚える”スタイルで、戸惑うことも多かったです。また、年度末の繁忙期には帰宅時間が23時や24時となる日もありました。
現在は社内ツールや仕組みが整備されたことで、業務に取り組みやすくなり、働き方としてもずいぶんと改善されたと感じています。

見えないところまで、きれいに整える

現在は、どんなお仕事をされていますか?

主に、ハードウェア製品の製造とサポートを担当しています。例えば朝は、グループミーティングのあと、その日の案件で使うサーバーの仕様を確認してパーツを準備。実際に組み立てて、午後はOSのインストールや動作テストなどを行います。その合間に、サポートの問い合わせメールに対応したりと、多忙な日々を送っています。

日々の業務がかなり具体的で、手を動かしながら課題に向き合っている様子が伝わってきました。
そうした仕事の中で、特に印象に残っている出来事はありますか?

案件用のサーバ機器を製造している時に発生したハードウェア不良への対応です。原因の切り分け作業は地道で時間もかかりますが、問題の根本を突き止められたときには達成感があります。
やっぱり、自分の“手”でモノを扱っているからこその喜びだと思います。

トラブル対応の中にも達成感があるというのは、現場ならではの魅力ですね。
日々の仕事の中で意識していること、大切にしている姿勢やこだわりについて教えてください。

「丁寧な仕事」をすることです。たとえば、製造中のサーバーの内部配線。外からは見えない部分ですが、きれいにまとめておくと後々のメンテナンスがしやすいし、誰かに引き継ぐときにも問題が起こりにくい。
そういう細かい部分こそ、気を抜かないようにしています。

相談しやすい雰囲気が成長につながる

丁寧な仕事を心がけているというお話、まさに信頼につながる姿勢だと感じました。
一緒に働くメンバーや職場の雰囲気についてはどうですか?

相談はしやすい環境だと思います。技術的なことでも、「ちょっとこれ見てください」と言いやすい雰囲気があります。
ただ、居室がすごく静かで話すと全部聞こえてしまうので、ちょっと気をつかう場面もあります。

これまでの経験を振り返って、自分自身の成長を感じることはありますか?

いつの間にか、お客さまのもとに1人で行ってサポート対応ができるようになっていたことです。
はじめはサポート要員として先輩に付いて行っていたんですが、気づけば自分ひとりで完結できるようになっていて、その時に成長を実感できました。

興味を持たれた方は、一度見学に!

自然な成長の積み重ねが、自信と実力につながった様子がよく伝わります。
最後に、これから社会人になる方にメッセージをお願いします。

Web上の紹介や写真だけでは、この会社の雰囲気は伝わりにくいかもしれません。だからこそ、「ちょっと様子を見るだけ」でもいいので、働いている様子を見に来てほしいです。実際に来てみると、想像と違った一面が見えることもあると思います。
会社側も柔軟に対応してくれると思います。


採用担当者からひとこと

現場を支える“手”には、確かな責任と技術が宿る。
Mさんのように、着実に仕事に向き合うエンジニアがいるからこそ、私たちの製品は信頼されています。
あなたもぜひ、一度その現場を見に来てみませんか?