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Galaxy Reporting機能紹介

概要

Galaxyにはより詳細な情報を得られるレポート機能があります。標準では動作していませんが、本稿ではこのレポート機能について紹介します。

レポート機能について

本機能では、Galaxyの運用上で有用な様々な情報を得ることができます。 Jobs, Histories, Tools, Workflows, Users, Systemといったメニューがあり、Galaxy上のユーザーやジョブ、データ領域などについての情報を得られます。 管理者はこれらのデータをもとにユーザーやディスク容量の管理、ツールやワークフローの改善の計画などを行うことができます。

レポート機能へのアクセス

標準ではポート9001で動作します。 正しく設定し、起動できていると、
http://[IPアドレス]:9001
でアクセスできます。

jobsメニュー

Jobsでは、今現在動作しているジョブの情報、1ヶ月毎に実行されていたジョブ数の確認、エラーや完了できなかったジョブの情報、ユーザーあたり実行していたジョブの数、ツールあたり実行されていたジョブの数、などが確認できます。 [例:実行されていたジョブの月次報告] [例:各ユーザーのジョブ実行状況確認]

Historiesメニュー

Historiesでは、各ユーザーの持っているHistoryやデータ量の情報が得られます。例えば管理者として、エラー状態のデータを多く持っているユーザーの把握が可能になりますので、積極的に利用者の支援を行うことも可能です。 [例:各ユーザーのHistory数やデータ数確認] [例:History毎の状況確認]

Toolsメニューについて

Toolsではツールごとにエラーの多いものや利用状況などの情報を得られます。また、実行時間についても平均値や最大値などの情報が得られます。 [例:StateがOKであるツールの上位一覧] [例:ツール毎の平均実行時間等の情報]

Workflowsメニューについて

Workflowsではworkflowの実行状況についての情報が得られます。 [例:ワークフロー毎の実行回数一覧]

Usersメニューについて

Usersでは、ユーザーがいつ登録されたか、最後にログインしたのはいつなのか、といった情報を得られます。また、ユーザーの持つHistoryの数や、ディスク容量の使用状況も得られます。 [例:ユーザー毎のディスク使用状況一覧] [例:月次別ユーザー作成状況一覧]

Systemメニューについて

Systemでは、ディスクの使用状況について情報が得られます。 例えば4GB以上のデータを一覧し、データの所有者やどのHistoryで使われているかなどの情報も得られます。 [例:ディスクの使用状況および、サイズの大きいデータ一覧]

まとめ

Galaxyには標準では動作していないものも多いのですが様々な機能があります。 単にGalaxyのユーザーといっても、ダウンロードして試しに動作させている方から、本家Galaxyなどのように複数のセンターを拠点とした巨大なものまであるためのようです。
今回はレポート機能を紹介いたしました。 Galaxyを運用していると出てくる、ディスク容量の把握や予測、効率良く実行できているかの確認、ユーザーの管理などに有用な情報が得られるようになります。
ユーザーや利用状況の情報が多く得られるものですので、実装の際はセキュリティに配慮する必要があります。 本機能に興味がございましたら担当営業やエンジニアに直接お問い合わせください。